患者との信頼関係を築く大事なポイント

医療従事者は患者との信頼関係がとても大切です。また、誠実な対応をすることも信頼を築く際には重要なポイントになります。

医療従事者が患者と良好な信頼関係を築くためには、やはりコミュニケーションが鍵。少しでも双方の認識にズレが生じると、問題が発生したり解決できなかったりする可能性があります。さらに、対応が遅れるなどの効率の面にも影響を及ぼしかねません。そのため、医療の現場では医療従事者同士はもちろん、患者本人や患者家族など、さまざまな人とのコミュニケーションの取り方が重要になるのです。

信頼関係の構築で大切なのは、相手としっかり向き合うこと。話をする機会を設け、意思の疎通を図りながら信頼を得ていきます。もし、患者本人との意思疎通が困難な場合には、患者家族との対話が必要です。そのような状況の場合にも、じっくりと話をする機会を作り、ご家族の方の気持ちに寄り添いながら信頼関係を築き上げていく必要があります。

相手から信頼を得るために重要なのは、相手の心に寄り添うことをはじめ、礼儀を大切にするという基本や、約束を守る、誠実さを示すといった行動をとることです。もし間違いが生じてしまった場合には、相手に誠意をもって謝罪しましょう。

信頼関係は失ってしまうと修復が難しいため、なにか聞き間違いや勘違いをしているのではないかと不安になるようなことがあれば、その都度問題を解消していくことが大切です。人は思い込みや想像で話を進めてしまうケースもあります。そこからすれ違いが生まれてしまう可能性もあるでしょう。すれ違わないようにするためには、やはりコミュニケーションが欠かせません。相手とコミュニケーションを図る際には、誠実な対応と丁寧なやりとりを意識するなど、医療従事者としての心構えを身につけておくとよいでしょう。